一人暮らしを始めるために家を借りるとき、やっぱり気になるのはお金のことではないでしょうか。
家を借りるには家賃が毎月必要、というのは分かっていても、じゃあ家賃以外に具体的に他にどんなお金がかかるのか、よくわかりませんよね。
この記事では、一人暮らしをするために賃貸物件を借りるとき＆借りている間、家賃以外にかかるお金をまとめました！
一人暮らしで家賃以外にかかるお金
一人暮らしで家賃以外にかかるお金は、大きく3つに分けられます。
- 入居する前にかかるお金（初期費用）
- 入居した後に毎月かかるお金
- 入居した後数年ごとにかかるお金
それぞれ、いくらぐらいかかるのか、内訳はどうなっているのか確認していきましょう。
入居する前にかかるお金（初期費用）
敷金
敷金は、退去するときの原状回復費用に充てられますが、入居する前に支払いが必要です。
住んでいる間に、物を落としてつけてしまった傷など、普通に住んでいて劣化したわけではないものを補修する費用分を敷金から差し引いて、退去時に戻ってきます。
敷金の目安…家賃の1ヶ月分。なしの物件もある。
礼金
礼金は、物件を所有している大家さんへのお礼の意味を込めて渡すお金です。
あくまでお礼ですので、敷金とは違い、退去時に返還されません。
礼金の目安…家賃の1ヶ月分。最近は礼金なしの物件も多い。
仲介手数料
仲介手数料は、物件を仲介した不動産屋に払うお金です。
仲介手数料の目安…家賃の1ヶ月分＋消費税。法律で上限が「家賃の1ヶ月分」と定められているため、それを超えることはないが、上限より安いこともあまりない。
火災保険料
火災保険料は、物件を火災保険に加入させるときに払うお金。
建物全体で既に火災保険に入っており、個別で入るのは不要な物件もあります。必要な場合は、不動産屋から案内があります。
火災保険料の目安…8,000円前後。
家賃の3〜4ヶ月分
入居したあと毎月かかるお金
共益費
共益費は、共用で使っている部分（廊下や宅配ボックス、駐輪場、ゴミ置き場など）の電気代・清掃代など、共用部の維持に充てられる費用です。
共益費の目安…5,000円前後だが物件によってまちまち。家賃にあらかじめ含まれていてゼロ円表記の物件も。
駐車場代
駐車場を利用する場合にかかる費用。
駐車場代の目安…5,000円〜20,000円程度。地域によって全然違う。
駐輪場代
駐輪場を利用する場合にかかる費用。
駐輪場代の目安…なしの場合が多い。
町内会費
町内会に支払う費用。
物件を借りて住む時点で、その物件がある地域の町内会の一員と見なされ、強制的に徴収される地域がある。
私は、町内会費を強制的に家賃と一緒に引き落とされる地域と払わなくて良い地域に住んだ経験がありますが、強制的に町内会費を取られたところでも、町内会の招集や何をやっているのかすら一度も知らされたことがありません。徴収された費用は何に使われていたのかわかりません。
町内会費の目安…300円前後。
インターネット使用料
インターネットを使うのに必要な費用。
インターネット回線が完備されていて、共益費と同じ感じで支払いが必要になる物件もありますが、家賃に元から含まれていて使い放題の物件や、自分で契約が必要な物件が多いです。
0〜5,000円
入居したあと数年ごとにかかるお金
更新料
賃貸契約の更新時に支払うお金。
契約更新時期は物件によって違いますが、2年更新の物件が多いです。
更新料の目安…家賃の1ヶ月〜1.5ヶ月分
保証料
家賃保証会社に支払うお金。
連帯保証人がいる場合は不要なこともあります。
1〜2年に一度払うパターンや、毎月支払うパターンがあります。
保証料の目安…物件によってバラバラ。私が前に住んでいた家は10,000円／年だった。
火災保険料
入居時に支払っている場合は、年に一度、更新があります。（長期一括契約の場合は数年に一度）
ちなみに、火災保険契約途中で退去した場合は、退去日以降分の保険料は戻ってきます。
火災保険料の目安…8,000円前後。
家賃1〜2ヶ月分
一人暮らしで家を借りるとき家賃以外にかかるお金の合計額
一人暮らしで家賃以外にかかるお金の合計額は、
- 入居時には、家賃の3〜4ヶ月分
- 住んでいる間は、0〜5,000円
- 数年に一度、家賃1〜2ヶ月分
です。
一人暮らしで家賃以外にかかるお金まとめ
一人暮らしをいざ始めようとして家を借りるときは、家賃以外にも家のためにいろんな費用がかかってきます。
家賃の安さだけに飛びついたら、その他の費用が高かった、ということもあり得ます。
家全体にかかるお金を計算してから、慎重に契約しましょうね！
