今まで住んでいた実家から独立して一人暮らしを始めるとなると、住所が変わります。
この時浮上するのが、住民票異動するか問題。
この記事では、一人暮らしを始めるときに住民票は異動すべきか大学生or社会人でケース別に整理しました!
住民票をどうすればいいのか迷っているあなたのお役に少しでも立てれば嬉しいです。
基本は引っ越し=住民票異動
実は、住民基本台帳法により、住民票は引っ越してから14日以内に異動させるということが定められています。
これを守らなければ、数千円〜5万円以下の罰金を課せられる場合があります。
なので、本来は引っ越し=住民票の異動になるんですね。
ただし、裁判などにより例外として住民票の異動をしなくても良いと認められているケースがあります。
- 進学のために一時的に引っ越すが、卒業後は実家に戻る場合
- 単身赴任や転勤等で、新しい住所に住むのが一年未満とわかっている場合
は、住民票を必ずしも異動させなくても大丈夫です。
大学生が一人暮らしを始めるとき住民票を異動させる必要はない
上記の例外に従って、大学生が一人暮らしを始めるときは、必ずしも住民票を異動させる必要はありません。
私が実際に大学生だった頃、身近にいた人で、一旦一人暮らしを始めたものの、1〜2年で実家に戻って大学に通い始めた人が複数人いました。
そうやって、卒業まで一人暮らしをするつもりだったけど、家庭の事情や自分の都合で、すぐに再度実家に帰ることになる可能性があります。
また、大学入学時点では就職先がわからないため、卒業後実家に帰る可能性も十分にあります。
大学生は休みが長いので、長期休暇中は実家に戻る人も多いです。
その場合、生活の拠点は再び実家になりますが、そんな休みのたびに住民票を移していたら大変。
学生の間は、何か必要に迫られない限り、とりあえず住民票は実家に置いたままで大丈夫です。
社会人が一人暮らしを始めるときの住民票異動は状況による
社会人が一人暮らしを始めるときは、そのままその家に住み続けるのか?が住民票を異動させるか否かで重要になっていきます。
単身赴任や転勤等で、新しい住所に住むのが一年未満とわかっている場合は、住民票を異動させなくても良いと認められています。
私が勤めていた会社は転勤スパンが短く、早い人は数ヶ月で遠方へ引っ越し、というのがありました。
その場合は、住民票を必ず異動させなければならないというわけではないと思います。
ただ、転勤がなくて、今働いている会社にいる間はここに住む、というつもりで一人暮らしを始めるのであれば、住民票はちゃんと異動させましょう。
社会人になると住民税の支払いや免許の更新、選挙など、住所に関係する事柄が増えます。
住民票を異動していなければ、もちろん、前の住所の方で手続き等を行う必要が出てきます。
新しい住所での居住期間が短いとわかっている場合でも、住民票を異動させないことのデメリットが大きいなら、手間にはなりますが、住民票を異動させた方が良いでしょう。
住民票を異動させる方法
住民票を異動させるのは簡単です。
- 引っ越し前の住所の市区町村の役所で、転出予定日の14日前以降に転出届を提出
- 転出証明書を受け取る(マイナンバーカードを使って転出手続きをする場合は転出証明書はない)
- 引っ越し先の住所の市区町村の役所で、転入から14日以内に転入届と転出証明書を提出
- 新しい家に住み始めてから14日以内に転居届を提出
役所に行ってどれに何を書けばいいのかわからなければ、案内係の方に声を掛ければ丁寧に教えてもらえます。
やること自体は簡単ですが、役所によってはものすごく混んでいて、自分の番が来るまでに時間がかかることがあります。
(これは本当に役所によってまちまちで、役所の人も客も多くて時間がかかる所や、全然混んでなさそうに見えるのに何故かなかなか進まない所、客が多そうに見えてもサバくのがめちゃくちゃ早い所……どのタイプかは、行ってみないとわかりません)
さっさと手続きを終わらせたいなら、朝一番に行くことをおすすめします。
一人暮らしを始めるときに住民票は異動するべきかまとめ
基本は、引っ越し=住民票異動です。
(異動させないと罰金が課されることも)
ただし、例外として、進学のために引っ越すけど卒業後は実家に戻る場合や、単身赴任や転勤等で新しい住所に住むのが一年未満とわかっている場合は、住民票を異動しないことが認められています。
自分はどのケースに当てはまるのか、当てはまらないのかよく確認して、必要があれば住民票を異動させましょう!